ウェルネスプランかこがわ(第2次健康増進計画・第2次食育推進計画)
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84 【7】歯と口の健康 歯と口の健康は、食べ物を味わうことや、会話を楽しむことなど、健やかで豊かな生活を送るうえで大きな役割を果たしています。毎日きちんとケアをしなければ、歯の喪失や口腔機能*の低下につながり、全身の健康にも大きな影響が及びます。予防のために、若い年代から歯と口のケアに取り組むことが大切です。 乳幼児のむし歯を減らすために、歯科健診及び歯みがき指導を引き続き実施します。 また、成人の歯周病を減らすために、定期的な歯科健診受診や歯間部清掃用具*の利用について啓発します。 特に高齢者では、「8020(80歳で20本以上自分の歯を保っている状態)」の達成に向けた取り組みが必要です。また、口腔機能*の低下であるオーラルフレイル*が低栄養や誤えん性肺炎*の原因となるため、口腔機能*の維持・向上に向けた取り組みも必要です。 <取り組みの方向> 口腔機能*の維持・向上を目指します。 <目標> (1) 生涯を通じて自分の歯で食べることができる人を増やします。 (2) 歯の健康管理に取り組む人を増やします。 <目標実現に向けた取り組み> ●個人の取り組み● 乳幼児期* (0~5歳) ・歯みがきの習慣を身につけます。 ・保護者がしっかり仕上げみがきを行います。 ・かかりつけ歯科医を持ち、フッ化物塗布*や定期健診を行います。 ・しっかりよく噛んで食べる習慣を身につけます。 ・間食の内容、時間、量に気をつけます。 学童期* (6~12歳) 思春期* (13~19歳) ・食後の歯みがきを習慣化します。 ・正しいブラッシング方法を身につけます。 ・しっかりよく噛んで食べます。 ・かかりつけ歯科医を持ち、1年に1回以上は定期健診を受診します。 ・むし歯について知識を持ち、むし歯を放置しません。 青年期* (20~39歳) 壮年期* (40~64歳) ・忙しいときも、1日1回以上は丁寧に歯をみがきます。 ・歯周病と喫煙の関係を知り、たばこは吸いません。 ・歯間部清掃用具*を活用し、歯垢除去に努めます。 ・歯の清掃だけでなく、舌を含む口腔清掃の重要性を知り、定期的 に実施します。 ・歯周病の知識を身につけます。 ・かかりつけ歯科医を持ち、1年に1回以上は定期健診を受診します。

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